備忘録#9 僕と嘘だッ!!について

オカルティックナインの無料アップデートパッチをかれこれ三年くらい待っています。グレイです。
オカルティックナイン」は5pbから発売されているゲーム、アニメ、ラノベなどのメディアミックス作品なんですが、原作の志倉千代丸が無料アップデートパッチ作りますみたいなこと言っておいていまだに出ないんですよね。そうこうしてるうちになんかMAGESはコロプラの子会社になってるし…
僕はアニメとラノベはチェックしてないんですが、ゲームをプレイしました。ゲームはアニメを分割して各ヒロインルートを作っているらしいんですが、アップデート待ちでいまだに一周しかしていません。何かこのパッチについて情報持ってる人いたら教えていただけると嬉しいです。僕が知らないだけでもう出てるかもしれんし。
さて、今回こんな話をしたのは、僕の中でADVゲーム熱が再燃してきたからです。なんでかというと、最近セールで買ったSwitch版「ひぐらしのなく頃に 奉」をプレイしているからなんです。恥ずかしながらこの年までひぐらしは通ってこなかったんですが、初めてプレイして怖さと面白さが一気に押し寄せてきました。なので、今現在三シナリオプレイしたその時点での考察を備忘録かねてやっていこうと思います。もう知ってる人は「コイツ的外れなこと言ってら」と楽しんでいただければ幸いです。また、未クリアの人は一緒に考えてみてください。今回は鬼隠しと綿流しと祟殺しを経ての考察です。言うまでもないことですが、ネタバレ含みますので、未プレイ未見の方はブラウザバック推奨します。あと僕に対するネタバレもやめてください。鼻毛の伸びが早くなる呪いをかけます。

 

共通ルート
主人公の前原圭一は両親の都合で雛見沢に引っ越し、部活メンバーと楽しい日常を過ごしていたが…
このルートは日常編って感じですが、その先のルート分岐にかかわる選択肢が出ます。ちなみに一周目は強制的にレナルートである鬼隠しに突入します。
 
鬼隠し
最初に通るルートであり、バッドエンドです。綿流しの晩に発生した事件から刑事である大石蔵人接触され、そこから、レナや魅音たちに命を狙われることになり、最後には二人を殴り殺して自分も怪死を遂げるエンド。で、その死に方が綿流しの晩に死んだカメラマンの富竹とそっくりなわけです。
 
綿流し
魅音ルート。ゲーム大会で魅音に景品の人形をあげないとフラグが成立して突入できる。(多分)結果としてそれが引き金で、5年目の祟りは魅音がすべて引き起こしていることが発覚する。が、最後に死んだはずの人間が死亡推定時刻後にも生きていたことが発覚し、圭一も最後に魅音の影(?)に殺される。
 
祟殺し
沙都子ルート。魅音の鬼を覚醒させないこと、弁当を守ることなどがおそらくフラグの成立条件。圭一は沙都子を虐待する叔父を殺害するが、翌日叔父は普通に生きており、圭一が呪った人物は全員死に、最後には雛見沢大災害が発生するが、圭一は巻き込まれず、精神病院内で後日死亡。
 
三シナリオの共通点
それぞれのシナリオの共通点を整理していくとこんな感じ。
①圭一、富竹、鷹野、魅音が死亡or行方不明
②必ず「足音」「後ろに誰かいる」がいずれかの登場人物に起こる。
③登場人物のいずれかが殺意衝動に取りつかれる。
正直これだけだとなんのことやらという感じですが、各シナリオの不可解な点を整理していくと、見えてくるものがあるような気がします。
 

不可解な点

まず不可解な点その一。富竹の死因(各ルート共通)および圭一の鬼隠しでの死因。ただ、これはそういう薬物が存在していると圭一も最後に自覚したし、監督(おそらく入江)が用意したものと魅音も言っている通りなので間違いはないと思いますが、それを綿流しの梨花が持っていたのが気になります。
その二。後ろからついてくる足音について。正直全く思いつきません。ただ、これはレナ、圭一、魅音の三人とも経験しているので、それぞれの殺人衝動と何らかの関りがあると考えられます。
その三。死亡推定時刻を過ぎても生きていた死体。これに関しては後述しますが、これは結構物語の核心に関わる現象なのではないかと思います。
その四。殺人をしていた時刻に同時存在していた圭一について。これに関してはその三の延長上にある現象なのではないかと思います。ですが、綿流しで祭具殿に侵入するはずだった圭一を梨花と村長がいさめたというのがかなり気になります。
その五。祟殺しでの梨花の死について。祟殺し終盤で腹を縦に引き裂かれた梨花が発見されますが、このルートでは梨花の死について相当する理由が見つからないので、恐らく自殺、(厳密にいえば他者の力を借りた自殺)ではないかと考えます。
その六。祟殺しでの圭一の呪いについて。祟殺し編で圭一が祟った人間はもれなく死んでいますが、これは正直全くの偶然だと思います。富竹と鷹野は他ルートでも同じ死に方をしているし、入江は他ルートではまだ出てきていないので仮に死んでいたとしてもあまり触れられない。大石だけは気になりますがまあ誤差でしょう。で一番気になるのが大災害ですが、これについては最初の殺人が絡んでいると思います。圭一は北条鉄平を殺す際、バイクを鬼ヶ淵沼に捨てています。で、大災害の原因は鬼ヶ淵沼下の火山ガスの流出が原因となっています。これは、バイクを捨てたことによって発生した人災なのではないかと考えます。
 

SFとも民俗伝承ともつかない奇妙なもの

ここからは僕の推論で少々突飛になりますが、お付き合いください。
まず、結論から言うと、これは時間移動と並行世界の複合現象であると考えます。死体が動いていたのも、それは死体と殺人衝動に取りつかれた人々が同時に存在していたからです。実は時間移動というか、圭一が祟殺しで聞いたお祭りの話は、綿流しの時間軸での現象ではないかと思います。殺意衝動がオヤシロさまに憑かれた結果によるものであれば、その人間は特異点になり、並行して存在する過去の世界を行き来しているのではないかと思います。(もしくは因果関係がでたらめで世界がある時間で切断されて別の並行世界の同じ時間と接続されているのかもしれない。)これなら圭一が雛見沢大災害を回避できたことにも理由がつけられます。圭一は橋から落とされた後、別の時間に存在して、目が覚めた時に大災害の時間に戻ってきたということになります。さらに、オヤシロさまの祟りといいましたが、それは外宇宙からもたらされた新種のウイルスなのではないかと思います。そのウイルスは殺人衝動を呼び起こし、人間の脳を機能拡張し(つまり並行世界間を行き来できるor終わらないループにとらわれる)、副作用として幻覚(後ろからついてくる足音)を引き起こすのではないかと思います。なぜこんな突拍子もないアイデアが出たかというと、OPの最初で宇宙から種のようなものが飛来する描写があるからです。さらに、ここで問題になるのが、梨花の行動の変化です。綿流しでは注射針が死体から発見されますが、これはおそらく魅音に打とうとしたもの(富竹や圭一に使われたものと同じと考えられる)、さらに祟殺しでは祭具殿に忍び込もうとした圭一を思いとどまらせようとしています。思うに、並行世界を行き来できる存在が梨花です。彼女は保菌者でありながら、殺意衝動に負けない特殊体質であり、並行世界を自由に行き来できる。そして一連の行動は仲間を救うためのものであると考えられます。祟殺しでの死は、この並行世界を移動するトリガーなのだと考えます。(ありがちだけど)つまり、何らかのきっかけで目覚めたウイルスにより終わらない昭和58年夏をハッピーエンドに収束させるために動いているのが梨花だと思います。
 
とまあこんな感じで考察してきましたが正直当たる確率は三割くらいだと思ってます。楽しんでいただけたなられしいです。今回はこれで終わります。
 
次回へ続く…
 
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