備忘録#番外③ 令和ホビー「ボトルマン」について

ビーダマンは人に向けて撃ってはいけないという最低限のルールも守れないのか……。クズめ……。グレイです。というわけで(?)今回はビーダマンの正統続編のような顔をして出てきたパチモン「ボトルマン」についてお話ししていきたいと思います。

 

いきさつ

先日、タカラトミー公式が、9/15の10時に情報を出すと言い、何やら怪しげな画像に「BM」と書かれたツイートを投稿。いやどう見てもビーダマンやんけ!そして男子小学生スピリッツを持つ我々は大いに沸き立ったってワケ。
ところが今日実際に情報が開示されてみるとボトルマンという名前とともにペットボトルキャップを飛ばす玩具が紹介されていました。まあ事前にペットボトルキャップを飛ばすホビーの特許出願とかがあったので大体予想はついてましたが。
で、こんなんパチモンやんけとTwitterは騒然としたわけです。
僕もかなり頭に血が昇ってましたが、すこし冷静になったので文章に整理してまとめてみようと思います。
 

良かった点

・ペットボトルキャップを飛ばすという新しいホビーであるという点(ただしこれは悪い点でもある)
・Switchと連動できる
・初期3機体のタイプ分けがしっかりとできている
まず一つめですが、これは評価すべき点でもありダメな点でもある。ペットボトルキャップは今の子供にとってはビーダマより馴染みが深い(タカラトミーの主張)というのはいい着眼点だと思うし、ペットボトルキャップなら飛ばしてもあまり危なくない。ただ、ビーダマンの後継であるかのように宣伝しておいたので、これで肩透かしを喰らってしまった人も多いんじゃないでしょうか。ただ、ビーダマンなんか知らない小学生は当然興味を持つだろうし、出発点としてはとてもいいと思います。
次ですが、Switchと連動出来るのはうまく考えたなという気がします。最近の小学生はSwitch大好きですからね。仕事柄小学生と話す機会もちょくちょくありますが、やっぱりSwitch持ってる子は多いみたいです。加えてこのコロナのご時世、Switchでは2人対戦モードもあるようなので、ネット対戦とかできたら子供は楽しいですよね。
でまあ最後の点は特に説明する必要はないかなと思いますが、やっぱり最初のタイプ分けって大事ですよね。ポケモンの御三家見ればわかるし。あと遊び方が複数あって、ボトルマンのタイプによって得意競技が違うってのが、ちゃんとそれぞれの需要を発生させててとてもうまく作っていると感じました。

悪かった点

・名前
・キャップを飛ばす(ビーダマンの後継のように宣伝してしまったこと)
・デザイン
・拡張性が低そう
まず名前ですが、正直クソダセェですね。バトルホビーってのは、ビーダマン然り、ベイブレードとかある程度オヤジギャグっぽい感じと新しさが求められます。でもボトルマンって新しい感じもしないし1ミリも捻ってないんですよね。
キャップを飛ばすのは前項でも述べたので、デザインに関してですが、これも正直良くはないですね。確かに初期ビーダマンの意匠を継いでますけど、ベイブレードとかは、シリーズ代わり毎にデザインはカッコよくなってますし、爆丸とかだってそうだと思うんですよね。何よりあのデザインだと正直小学生ウケは厳しいんじゃないかなぁ…中途半端に直撃世代ウケと小学生ウケを狙った結果どちらもダメになってる気がします。
最後に拡張性。多分Switch側は新しいゲームモードとか追加されそうですけど、本体が初期ビーダマンに近い感じがするので、拡張性がすごく低そうなんですよね…まあこの辺はこれからのタカトミの手腕を見させてもらうということで。
 
さて、男子小学生なのでバトルホビーを熱く語ってしまいましたが、僕個人としては今後の発展に期待しているので、まずは買ってみようと思います。その後のパーツの拡充の有無で続けるか考えます。とりあえず最初は青いヤツ買おうかな〜とか思ってます。連射できるって魅力的だし。皆さんも試しに買ってみてはどうでしょうか。発売日は10月24日らしいので、玩具屋さんにGO!
 
参考出典
タカラトミー「キャップ革命 ボトルマン」