備忘録#4 僕とラジオについて

ザンギエフ使いはもれなく性格が悪いと思っています、グレイです。
 
皆さんはラジオ好きですか?僕は昔よく声優さんのラジオとか聞いてました。ラジオといえば今なんかめっちゃ面白いアニメあったなー。(棒読み)
 
というわけで今回も前回の予告通り、今僕が気になっているアニメ、波よ聞いてくれについて言及していきたいと思います。よろしく。

 

波よ聞いてくれとは?

波よ聞いてくれ無限の住人とかでおなじみ沙村広明先生原作の漫画及びアニメです。僕が今回言及していくのはアニメの方ですね。
 
あらすじドン。
主人公の鼓田ミナレは北海道の小粋なカレー屋Voyagerでバイトするフリーター。ある日居酒屋で出会ったダンディーなイケおじ、麻藤さんに借金したまま逃げた元彼の愚痴をこぼします。
 
後日Voyagerの店内放送であるMBSラジオを聞いていると.........なんとへべれけになってぶちまけまくった自分の声が使われていることに気が付きました。麻藤さんラジオ局の人だったんですね。そこでミナレはMBSにカチコミ(この表現古いか?)をかけ、なんと放送中のブースに突っ込んで文句を番組終了までぶちまけます。その後、麻藤さんに誘われるままにミナレは冠番組を持つことに.........
 
というお話です。
ちなみに波よ聞いてくれってのはミナレの冠番組のタイトルです。
 

波よ聞いてくれは何故面白いか?

ぶっちゃけこんなもん人それぞれの感じ方だろ、と思ったそこのあなた、僕もそう思います。偉そうなタイトルつけましたが正直なんでこんなに面白く感じるのか僕にも分かりません。が、書きながら何となく整理していきたいと思います。
 
①テンポが良い
はい、「前回も同じこと言ってなかったか?」とか思ったそこのお前、町内を全裸逆立ちで10周させますよ。いや、テンポが良いってマジで大事なんですよ。アニメは視覚情報のメディアだけれど、声優さんという声の演技のプロによって完成度がぐっと上がる。でもいくら演技が上手くても、間延びしたテンポってつまんないんですよ。(あるいは間のとり方のうまさまでひっくるめて演技が上手いってことなのかもしれない)「2001年宇宙の旅」見て眠くなったでしょ?あれは挿入歌とかがないのもそうですがやっぱり喋りが後半ほぼないからなんですよ。(まあ僕は寝なかったんですけどね、初見さん)
 
加えてこのアニメのテーマはラジオ、喋りの総合芸術です。(知らんけど)そこへ来て掛け合いのテンポが悪いとどうにも鼓田ミナレという素人がシンデレラ的にラジオパーソナリティになったことに説得力がなくなってしまうんですね。
 
②荒唐無稽をしのぐ荒唐無稽
はい、「荒唐無稽って言いたいだけじゃないの?」とか思ったそこのお前、家にドミノピザ10万円分送り付けますよ。
これはどういうことかというと、荒唐無稽①は、鼓田ミナレがトーシロの状態から入社試験を受けるでもなくアナウンサーの訓練を受けるでもなく麻藤さんの一声でラジオパーソナリティに、しかも冠番組を持ってしまったこと。ラジオオタクとかでは無いので分かりませんが、多分そんなに頻繁にある事じゃないでしょう。というかありえないでしょ。
 
そしてここに来て荒唐無稽②はラジオの内容についてです。このブログ書いてる時点で本編ではまだラジオ第2回放送が終わったところなので断じるのははやい気もしますが、このラジオ、かなり挑戦的で1回目では恋人を殺して逃げてきた女という体で放送事故を装い、2回目では番組に届いたFAXの検証企画(結局ミナレがらやらかして謝罪して終わった)さらに1話で流れた第3回ではミナレがクマと格闘している体で放送していました。とまあかなり場当たり的な企画が多いわけです。つまりラジオドラマっぽい回が多いわけなんですが、設定がとにかく荒唐無稽。
荒唐無稽①も相当ありえないですけど、荒唐無稽②がぶっ飛びすぎてて、①はだんだん気にならなくなるんですよね。妙に癖になるというか。
 
という感じでまとめてみると、案外キーポイントになるのは素人のミナレのシンデレラストーリーなわけだけど、ある程度はリアリティがある、つまり、感情移入をしやすくしている。(あるいはフィクション性を薄らげようとしている?)ということかな?
掛け合いの面白さに重点を置きつつも、登場人物たちの恋愛模様なんかもあって時々心に迫るセリフとかもあったりするんですよね。やっぱり人間模様を描いたお仕事ドラマとしてもよくできていると感じます。
 
はい、今回は疲れたのでこんな所で。次回のテーマは未定です。はやくも暗雲が.........
 
次回へ続く…
 
参考出典